エントリーシート・・・母から見た就活記録 2(おねえちゃん)

来楽暮

2010年05月18日 15:52

なんじゃ、エントリーシートって

噂には聞いていたが、会社によって様々

その会社によって、全然内容が違うので
100社あれば、100通りのエントリーシートというのを書かなくてはならない

げげげ、履歴書だけじゃだめなんかい

そう言えば、27年前のJALも独自の出願書類があって
田舎に住んでたおねえちゃんは、その書類さえ手に入らず
広島に勤める従姉にJALの支店まで取りに行ってもらったような気がする

げげげ、恩を忘れてる

思えば、あれがエントリーシートのはしりだったのかもしれない

要求されることは千差万別、しかも字が汚い

ご縁のある大学の先生に、エントリーシートの書き方というのを
指導してもらった
(自分の学校でやってもらえよ、一体学費はどこに消えとるんじゃい?)

そこで、他の学生たちの真剣な取り組みに大いに刺激を受け
先生の言われた通りに、ばか丁寧にエントリーシートというものを書き始めました

しかし、落ちるわ、落ちる

エントリーシートだけで判断され、面接さえ受けさせてもらえない日々が続きました

学生の間でちょ~人気の食品会社

エントリーシートだけで落としたと思ったら
なんとジュースの詰め合わせを送ってきたらしい

しか~し、息子はそれを受け取り拒否・・・

が~ん、そうとんがらんと、もろうときんさいや~
(貧乏性のおねえちゃんはそう思うのであった)

しか~し、突き返す学生もおらんじゃろ~け~、こいつは骨があると思われて
やっぱり面接しますって言われるかもしれんよ

いやいや、強調性がないと思われるかな

鉄道会社では、CM用のコピーを考えろとな
家族全員で考えたが、没

やっと、OB訪問できた会社も6回も行ったのに
君からは熱意しか感じないと言われて
あえなく終了

しかし、この時点で
おねえちゃんは、こんな話し方では受かるわけないとふんでいました

息子は自分でも痛い目に遭わなければ、俺って人間はわからないんだと
申しておりましたので、
ふん、もうちょっと痛い目に遭いなと密かに思ってました

しかし、周りはどんどん決まってくる
本人は焦りでどんどん小さく、さらにいいとこがなくなる

これじゃ、間に合わなくなるな

それまでにも協力できることはしたし(ご飯いっぱい作った・・・当たり前か)
人事部にいたという人の話(同級生や先輩、後輩)を聞かせたり、
秘策を練って、パスポートを取らせようとしたり・・・。

とにかく母の執念を持って、捻じ込まねば
留年するにしても、専門に行くにしても
1年伸ばすと学費だけで100万用意しなくてはなりません

お~現実は厳しいのであった

つづく