老舗再生プロジェクト 第二弾(おねえちゃん)

来楽暮

2011年05月12日 18:54

岩国の駅前が寂しくなってから久しいようですが、
おねえちゃんにはまだまだ打つ手がたくさんあるように思えます

全国チェーンの居酒屋が乱立するようになった駅前は、
なんだかどこにでもある駅前

錦月堂も時代の波に押されているとはいえ、
昔の活気を取り戻すのに、十分なお店なのです

おねえちゃんが考えた錦月堂再生プロジェクトの第二弾は、
自分が集めたマイセンやロイヤルコペンのカップを提供し、
お客様が毎日好きなカップで、その日の気分で
お茶を召し上がることができる・・・
そういうサービスです

どういうカップで、どこの国のどんな歴史があるかを
POPで説明しておこうと思います。





おねえちゃんは、昔から器が大好きで、
バッグや洋服はあまり買わず、
グラスやカップばっかり集めていました

女将である親友は言います
「いい、いい、そんな高いもん、割るけ~」

だから、おねえちゃんは言いました。
「あんたにあげるんじゃないんよ。育ててくれた故郷の地域の人にあげるんじゃ。
 そんだけの価値があるお店なんよ。わかっとらんの~」

妹は言います
「おねえちゃんが、いいなら・・・」

形あるものはいつかは壊れる

そして、もし9年前に死んでたら、
このコレクションでお茶を飲むことも
二度とできませんでした

そう思ったら、ちっとも惜しくありません

その代わり、永久にコーヒーを無料にしてもらうかな~

どうせ、あいつ割るしな~

おねえちゃんも酔っぱらって、世界の名品を次々に割りました

でも、あの雰囲気のお店にぴったりのサービスだと思うのです

きっと岩国はもちろん、広島だってこんな雰囲気で、
こんなカップでお茶できるとこないと思います

また取材してもらおっと