2008年12月19日

しゃくとり虫のおばあちゃん(おねえちゃん)

展示会を通して、再確認したことは
日本中のたんすの中に眠ってる着物のことですface07

「うちもね、3棹分、全部捨てたよ。」
というおじいちゃんface08

「私もね、子供がみんな男だから、死んだら全部捨てられるんだうなって思うよ」
と、寂しそうなおばあちゃんicon11

処分したくともできない・・・
処分したいのに、その上お金かけたくない・・・

これが、みなさんの一致したご意見でした。

それを聞いてて、製作部長のTさんと話しました。

「でも、お金かけても作り直してもらいたいって思われる物を
 創らなきゃいけないんだよね」

今回初めて販売した変わりスカーフは、
いろんな人の目に止まりました。




そして、けっこう多いおばあちゃんの行動。

器用な方は、これなら自分でも作れる

で、しゃくとり虫のように手で寸法を測って行かれます。



「ごめんね~。」
と、言いながら。

自分でもあつかましいと思いながらの、おばあちゃんたちの行動です。

でも、おねえちゃんは笑ってface02、どうぞ~と言います。

なぜなら、決してうちの職人さんたちの真似はできないって
思ってるからです

でも着物が無駄にならずに、おばあちゃんたちが自分で満足するなら
それはそれでいいと思ってますicon22

着物のリメイク:来楽暮   


Posted by 来楽暮  at 20:17Comments(0)展示販売会